上位チームで機能する「4番」

2016-04-27 00:00 「パ・リーグ インサイト」編集部

パ・リーグは27日、上位3チームがキッチリ白星をつかみ取った。各チームとも、4番がしっかりと結果を残し、チームの勝利に貢献した。

福岡ソフトバンクは内川選手。初回1死2塁、左中間へ2ランを放ち、プロ通算150号を達成。2008年、2012年と最多安打を獲得。球界を代表するヒットマンのイメージが強いが、2013年から3年連続で2桁本塁打を記録中と、長打力も兼ね備える。プロ16年目で、節目の数字に到達した。「気持ちよかったです。150本目というのを忘れていましたので、いつもと変わらなかったですね。柳田から『150! 150!』と言われて、ああそうかと思った」と、ヒーローインタビューで笑顔も控えめに喜んだ。

千葉ロッテはデスパイネ選手が6回無死1,3塁、中堅へ適時二塁打を放って先制点をたたき出した。5回まで両軍無得点と攻めあぐねていた展開。主砲の一打からこの回一挙5得点と、破壊力を見せつけた。

そして北海道日本ハムは中田選手。9回2死3塁から、左翼線へサヨナラの適時打を放って試合を決めた。9回に守護神の増井投手が同点に追いつかれる嫌な流れ。延長戦もちらついた場面で、存在感が光った。「(先発の)吉川さんの勝ちを消してしまって、何とかここで打ってやろうという気持ちでした。気持ちで打ったので、よく覚えていません」。この日は3安打3打点の活躍。「最近、力が落ちているので、なかなか本塁打が打てないですけど、少しでもチームのためになればいいかなと思って、コツコツチーム打撃を心がけています」とお立ち台で歓声を浴びた。

4月も大詰め。上位3チームが勝率5割以上、下位3チームが借金を抱える状況となった。福岡ソフトバンクは10試合の時点で3勝5敗2分という苦しいスタートだったが、そこから8連勝を含む11勝2敗と勢いは止まらない。内川選手は「チーム全員で一つになって、しっかりとやるべきことができている。投手も一生懸命投げてくれているし、みんなの力が合わさって一つ一つ積み重なっていると思う」と、主将として、チームの現状にうなずいた。開幕から好調の千葉ロッテも15勝10敗1分で、福岡ソフトバンクと1ゲーム差の2位につけ、健闘している。そして北海道日本ハムはこの日のサヨナラ勝ちで13勝13敗とし、5割復帰。昨年のクライマックスシリーズを戦った3チームと同じ顔ぶれが、Aクラスを固めている。

28日は各チームが移動日。29日からゴールデンウィークに突入する。プロ野球ファンも多く駆け付けるであろう各地の試合。下位チームも意地を見せられるか。Aクラス争いからも目が離せない。