35歳からの転身で、「好き」を仕事に。埼玉西武ライオンズ ボールパーク推進部 丸山雅之さん【パ・リーグお仕事名鑑 Vol.7】

2018-09-25 11:00 「パ・リーグ インサイト」岡田真理

グラウンドの上で輝く選手やチームを支えているのはどんな人たちなのか。
本連載「パーソル パ・リーグTVお仕事名鑑」でパ・リーグに関わるお仕事をされている方、そしてその仕事の魅力を紹介していきます。

広告業界から転身し、野球への恩返しを

2015年4月に西武ライオンズに入社し、現在はボールパーク推進部でアシスタントマネージャーを務める丸山雅之さん。球団に入る前は広告業界に身を置き、セールスプロモーションのプランニングからディレクション、プロデュースまで、マーケティング全般に携わっていた。

広告代理店としてメジャーリーガーによる野球教室やサッカーワールドカップ関連のプロモーションにも携わったことがあり、スポーツビジネスとまったく無縁ではなかったというが、以前は自分がスポーツコンテンツに直に関わるというイメージはなかったそうだ。

「高校まで野球をやっていたので何か野球に還元したいという思いはあったのですが、特に私が20代の頃は『球団で働く』という選択肢を持つことが、一般的にはあまり身近なことではありませんでした。

そんな中、ライオンズの関係者とたまたまお会いする機会があり、そのご縁がきっかけで転職することになったんです」

12年も関わり続けた広告業界から、35歳での転身。前職の経験はそれなりに活かせるだろうと自負があった一方で、「好き」を仕事にすることには不安もあったと丸山さんは言う。

「ある程度社会経験を積んで、『好き』だけではやっていけないこともわかっていましたので、仕事にしてしまったら、好きだった野球やライオンズを嫌いになってしまうんじゃないかという不安もありました。

ただ、やらないで後悔するよりやって後悔するほうがいいと思い、最終的にはチャレンジすることに決めました」

入社当初は営業部に配属され、主に法人向けの各種スポンサーメニュー・シーズンシートの企画制作や、ファンサービスを手掛ける事業部との連携などを行った。入社1年目には広告業界との違いを目の当たりにし、戸惑うことも多かったという。

「以前の会社はある程度ベンチャー系で、スピード感がありました。スポーツ業界は、ライオンズの場合は特にですけど、それなりに歴史が長い。そのため、業界のルールや規定など様々な制約があります。

それを調整しながらやっていくと、全力で走ってもなかなか進めていないのでは?という感覚がありました。転職したての頃は、そのスピード感と調整業務のバランスをとることに苦労しました」