千葉ロッテ井口監督が語る成長した安田への期待 「一気に化けてもおかしくない」

2018-11-28 19:07 「Full-Count」佐藤直子
Full-Countの独占インタビューに応じた千葉ロッテ・井口監督※写真提供:Full-Count(写真:佐藤直子)

Full-Countの独占インタビューに応じた千葉ロッテ・井口監督※写真提供:Full-Count(写真:佐藤直子)

ルーキー安田の成長に感心「伸びしろを埋めていく、成長が本当に早い」

 昨季より順位を1つ上げたものの、結局リーグ5位でシーズンを終えた2018年シーズンの千葉ロッテ。監督1年目のシーズンを終えた井口資仁監督は、結果こそ出せなかったが、来季以降に向けて収穫と課題を手に入れた。主な収穫は、中村奨吾内野手や井上晴哉内野手ら「若手選手の奮起」。そして課題は「外野と先発投手の強化」だ。近い将来を見据えた戦力補強の第1弾となったのが、今年のドラフト1位で藤原恭大外野手を獲得したことだろう。ドラフト会議では、千葉ロッテ、東北楽天、阪神の3球団が1位指名し、抽選の結果、井口監督自ら交渉権を獲得。当たりくじを引き当てた時に指揮官が見せたガッツポーズは記憶に新しい。来季の戦力を監督はどう見るのか。

――ドラフト1位で念願の外野手、藤原選手を獲得しました。何を期待しますか。

「まだまだ高校生なんで、即戦力というよりは、しっかり基礎を作ってもらいたいですね。そして、5年後、10年後のマリーンズを引っ張っていってもらえたらいいと思います。

 でも、1年目からいい刺激にはなってくれると思うんですよ。安田(尚憲)も1年目に60打席立って、なかなか期待させるものを見せてくれた。藤原も春キャンプでは一応オープン戦最後くらいまで1軍に帯同させようと思います。まずは1軍のレベルを経験させて、感じてもらって、成長の1つになったらいいなと。もしかしたらマッチする可能性もありますし」

――今季ルーキーだった安田選手は、U-23W杯でも活躍するなど、いい成長を遂げました。

「そうですね。伸びしろを埋めていく、成長が本当に早い。一気に化けてもおかしくないくらいの物は持っているので、ウインターリーグに行って、あと2か月どう成長するのか期待しています」

中村、井上が今季見せた活躍に「全然驚きではないですね」

――今年、1軍でどの選手に最も成長を感じましたか?

「誰でしょうね……。中村(奨吾)にしろ、井上(晴哉)にしろ、今まで持っている物を出し切れていなかっただけで、成長とは思いません。普通に1年間出たら、あれくらいの成績は残せるって、僕は思っていたので全然驚きではないですね」

――選手が自分の実力を発揮する方法を見つけることも大事です。

「晴哉も途中10日間くらい抹消されたり、調子の悪い時もありましたけど乗り切れたんで、彼の自信になると思う。そこを乗り切れない選手もいましたね。1個乗り越えれば最後までいくんだけど、という選手が。そういう選手に山を乗り越えさせるのが、こちらの仕事だとも思います」

――投手はいかがですか?

「投手も、後半はボルシンガーを含め、石川(歩)、涌井(秀章)とあまり良くなかった。何が課題なのかは投手コーチともっと詰めていかなければいけないところです。先発が調子よくなかった分、中継ぎに負担が掛かって迷惑をかけた。みんな60試合くらい投げて、一生懸命やってくれました。終盤に調子を落としましたが、中継ぎを責めるつもりは全然ありません。

 先発がゲームを作って7回くらいまで投げれば、後ろが楽になる。そこは打線にも責任があって、なかなか打てないから毎日接戦になって中継ぎがフル稼働になる。打線が援護できれば、ピッチャー陣も生きてくる。そこはお互い様ですよね」

――収穫、課題。いろいろ見えた1年目を終えて、来季に向けては楽しみしかないのでは。

「そうですね。パズルにハマるピースがだんだん増えてきて、そこに新人や新獲得した選手が横から入ってくる可能性も大。来年だったら、安田だとか香月(一也)だとか、あの辺が入ってきたら面白いなって思いますね。僕自身、来シーズンに期待しています」

(佐藤直子 / Naoko Sato)