パ・リーグ6球団共同企画がKoboパーク宮城で成功を収めたワケ

2017-09-30 00:00 「パ・リーグ インサイト」編集部

9月16日からの3連休、Koboパーク宮城では6球団共同企画「パ・リーグ 親子ヒーロープロジェクト」の第6弾が開催された。今年は小学生の男子を中心に絶大な人気を誇り、創刊40周年を迎えた「月刊コロコロコミック」とのタイアップでイベントを実施。最後を締めくくったKoboパーク宮城での3日間の模様を振り返る。

台風が迫った2日目の日曜日は悪天候を考慮し、開場前に試合中止を発表。それに伴い、試合開始以降のイベントも中止となったが、台風到達前の初日と通過した後の3日目は予定通りに各イベントが行われた。

子供たちが対象ということもあり、イベントの実施場所は全てスマイルグリコパークに集約。この3連戦は観覧車、メリーゴーラウンドなどのアトラクションが無料となる「イーグルスキッズの日」の開催、そして3連休ということで、いつも以上に子供の来場者が多く、スマイルグリコパークは大きな盛り上がりを見せていた。その一角でベイブレードの勝ち抜きバトルは行われ、何度も列に並び、3連勝を目指す子供たちの姿があった。

この3日間は大人気キャラクターの100%パスカル先生と怪盗ジョーカーが来場。グリーティングでスマイルグリコパークに姿を見せた際には、各アトラクションで楽しむ子供たちがあっという間に取り囲み、写真撮影などによる交流を楽しんだ。また、最終日となる18日には怪盗ジョーカーの著者・たかはしひでやす先生のサイン会も実施。用意された100枚の参加券はあっという間になくなり、一人ずつ丁寧に筆を走らせた。

試合中にはスマイルグリコパークの前方に位置する「外野芝生自由エリア内コロコロ応援エリア」に100%パスカル先生と怪盗ジョーカーが訪れ、このエリアのチケット購入者の子供たちとともに、全力でイーグルスを応援。初日の試合では、100%パスカル先生の応援直後に7得点が入るなど、勝利に大きく貢献していた。

「このイベントのために、県外から来ました」というイーグルスファンの親子がいたように、コロコロコミックとのタイアップイベントの影響力は非常に大きかった。成功を収めた理由の一つとして、Koboパーク宮城の強みでもあるスマイルグリコパークにてイベントが行われたという点が挙げられるが、なぜ、スマイルグリコパークに集約して行ったのか。

株式会社楽天野球団の事業本部 本部長の大石幸潔氏は「この球場におけるお子様の比率は全体の中の10%くらいです。イーグルスでは、そのお子様たちに楽しく過ごしていただく日として、この3連戦のように観覧車やメリーゴーラウンドに無料で乗れる『イーグルスキッズの日』を設けています。そのタイミングに合わせて、お子様に人気のあるコロコロコミックのキャラクターやイベントを全部集めることにより、スマイルグリコパークに来れば誰でも楽しめるようにしたいと思い、ここに全てを集約して行いました」と説明する。

イーグルスは他の球場にはないスマイルグリコパークという特徴を存分に生かし、家族連れの満足度を高め、来場者を増やすことに成功している。このイベントも、ここに集約して行ったことで得られた成功であると言えるだろう。

大石氏は最後に、今回のコロコロコミックとのタイアップイベントをきっかけに初めて球場に足を運んだファンに対し、「ここでは野球を楽しむことができ、それ以外にも朝から晩まで楽しんでいただけるような球場を目指しています。歩き回るだけで一つ一つ異なる発見ができるように心がけていますので、来るたびに新しい発見をしていただき、また足を運んでいただけると大変うれしく思います」と笑顔で呼び掛けた。


これで今季の6球団共同型企画「パ・リーグ 親子ヒーロープロジェクト」の全日程が終了。2014年が「ウルトラマン」、2015年が「仮面ライダー」。昨年が「動物戦隊ジュウオウジャー」とのコラボでイベントが行われてきたが、来季はどのようなタイアップが行われるのだろうか。パ・リーグ6球団が展開する今後の取り組みにも注目していきたい。