北海道日本ハム近藤が目標の大台到達 来季の首位打者獲りへ柳田&秋山に真っ向勝負

2018-12-05 08:18 「Full-Count」石川加奈子
契約更改に臨んだ北海道日本ハム・近藤健介※写真提供:Full-Count(写真:石川加奈子)

契約更改に臨んだ北海道日本ハム・近藤健介※写真提供:Full-Count(写真:石川加奈子)

自主トレ用にマシン1台とネット6枚購入「貸してもらっていい」

 北海道日本ハムの近藤健介捕手が4日、札幌の球団事務所で契約更改交渉に臨み、5600万円から4400万円増の1億円でサインした(金額は推定)。

 今季は129試合に出場して462打数149安打69打点9本塁打5盗塁、打率.323の好成績を残し、ベストナイン(DH)に初選出された。

 プロ野球選手として目標としてきた1億円の大台に初めて到達。「プレッシャーは感じるところもあります。来年は今年の成績を超えたいと思いますし、首位打者はこれからもずっと獲りたいタイトルなので狙っていきたいです」と使命感をにじませた。

 昇給額の一部を練習環境改善のために使う。毎年1月にチームメートと自主トレを行っている鹿児島・徳之島の施設用に、マシン1台とネット6枚を購入した。「今回メンバーも増えますし、気持ち良く1月を過ごせるようにしていきたいなと考えています」と狙いを明かす。物理的に難しいため断念したが、水圧の弱いホテルのシャワー交換まで検討したという。

 自主トレ後もマシンとネットはそのまま残し、現地で利用する人に使ってもらう予定。「今後キャンプに来る他の学校や使う人に貸してもらっていいと思っています」と徳之島への恩返しの思いも込められている。

 その徳之島からスタートする2019年。悲願の首位打者タイトル獲得のポイントに挙げたのは、調子の波なく打ち続けることだ。今季は8月に自身が調子を落とすと同時にチームも下降線をたどり、人一倍責任を感じた。「8月の苦しい時に成績が落ちましたが、そこは(1年間)出ないと分からないこと。次につながると思います」と、体のケアの仕方など今季の経験を来季に生かす。

 タイトル獲得には、福岡ソフトバンクの柳田悠岐外野手と埼玉西武の秋山翔吾外野手を追い抜かなればならない。「1年間をむらなく、波なく過ごさないと、2人にはかなわないと思います。3割5分は打たないといけないですが、ひと月ダメだったらその数字には届かないので」と不調を作らず、高いパフォーマンスを発揮し続けるつもりだ。

 ここ数年公言している首位打者獲りに加え、来季は全試合出場も目標にする。これも柳田と秋山に真っ向勝負する意気込みの表れ。「2人は体力があってずっと試合に出ながらなので、そこは本当にすごいなと思っています。僕も全試合に出て、そういう数字を残したいと思っています」と力を込めた。強い覚悟を持ち、バットでチームを3年ぶりのリーグ優勝、日本一へと導く。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)